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165号 過去のセンターニュース | 資料集 | 大分県産業科学技術センター

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(1)

センター長あいさつ --- 1 電磁力担当の紹介 --- 1 成果紹介 --- 3

洗浄力の高い貯水槽用洗浄剤の開発 ― 洗浄力に関する共同研究 ―

機器紹介 --- 5 赤外線サーモグラフィを更新しました

電磁界解析ソフトウェアJMAGを導入しました

ニュース --- 6 報道取材対応について

台湾から「再生可能エネルギー産業訪日団」が 来所しました

お知らせ --- 7 新採用職員の紹介

平成 25年度技術研修のご案内 ものづくりを支援する補助金について

平成24 年度業務実績 --- 8

企業の皆様は、厳しい経営環 境の中でアベノミクス効

果を享受されているでしょう か。中でも、経済活性化の

ための 24 年度大型補正予算 の提案公募型事業は本年度

に入っても二次、三次と募集 が続いており、これまで温

めてきた試作開発や設備投資 等を行うためのビッグチャ

ンスです。当センターはチャ レンジする企業の皆様を積

極的に技術支援させていただ きますので、お気軽にご相

談ください。

さて、25年度を迎えて当セン ターは、新技術で皆様方

を支援するために新たな体制 でスタートしました。

昨 年 ま で 独 立 行 政 法 人 JST 科 学 技 術 振 興 機 構 の ご

支援を受けて取り組んできた 大分県地域結集研究開発プ

ログラム「次世代電磁力応用 機器開発技術の構築」の研

究成果や技術蓄積を県内企業 に還元して本県産業の振興

を図るために、「電磁力応用技 術センター」としての機能

を持った「電磁力担当」を新 たに配置しました。

電磁力は産業や生活に欠かせ ないものであり、モータ

や発電機などのエネルギーの 効率化のほか医療機器の分

野でも技術応用できるもので す。

今後は、県内企業との共同研 究や磁気計測技術による

技術支援を行っていきますの で、ぜひご活用ください。

(センター長 中原 恵 [email protected]

電磁力と聞くと、「フレミングの法則って右手だったっ

け、左手だったっけ」と思い起こす人もあれば、「マクス

ウ ェ ル の 方 程 式 は意 味 わ か らな か っ た な 」 と 苦々 し い 記

憶 を 持 っ て い る 人も い る と 思い ま す 。 今 日 か らは 、 難 し

い 公 式 が わ か ら なく て も 、 大丈 夫 で す 。 当 セ ンタ ー が 電

磁力に関わる開発をお手伝いします。

ま ず は 、 電 磁 応 用 製 品を 紹 介し ま す と 、 扇 風 機 で 心地

よ い 風 を 作 っ て くれ る モ ー タ、 ダ ム で せ っ せ と電 気 を 起

こ し て い る 水 力 発電 機 、 火 を使 わ な い で 料 理 がで き る 電

磁 調 理 器 と い っ た電 磁 応 用 機器 か ら 、 冷 蔵 庫 にメ モ を 貼

っておくマグネット、時速500kmで走るリニアモータカー

と い っ た 磁 石 を 利用 し た も のま で 、 私 た ち の 身の 回 り に

は、電磁力に関係するものが多数あります(図1)。

実 際 、 日 本 の 消 費 電 力量 の 半分 強 を モ ー タ が 使 用 して

い ま す し 、 見 え ない と こ ろ で、 そ れ だ け の モ ータ が 働 い

て い る と い う こ とで す 。 こ のモ ー タ を は じ め とし た 電 磁

応用機器の製造開発に関わる産業が電磁関連産業です。

図1 身の回りの電磁応用機器

N o . 1 6 5

2 0 1 3 . 6

Oita Industrial Research Institute

http://www.oita-ri.jp/

大分県産業科学技術センターニュース

大分県産業科学技術センターニュース

セ ン タ ー 長

あ い さ つ

(2)

当センターは、これまで5年間、国の委託を受け、大分

大 学 を は じ め と する 日 本 全 国の 研 究 機 関 と 共 同で 電 磁 力

応 用 技 術 の 研 究 開発 を お こ ない ま し た 。 そ の 結果 、 参 加

企 業 に よ る 画 期 的な 高 効 率 モー タ や 、 大 分 大 学や 当 セ ン

タ ー で の 世 界最 先 端 の 磁気 特性 測 定 装 置 の開 発 を 実現 し 、

大 分 県 に 世 界 有 数の 次 世 代 電磁 力 応 用 製 品 開 発の 拠 点 を

構築しました。

その一例を示しますと、西日本電線(株)がこれまで

観ることができなかったモータ回転中のモータ鉄心の磁

気特性を1mm間隔で測定するベクトル磁気特性可視化装

置を開発し、商品化しました(図2)。また(株)石井工

作研究所は、自社半導体製造装置の搬送向けに、磁石量

を低減できる磁石可動型を採用したリニアアクチュエー

タを開発しました(図3)。

図2 ベクトル磁気特性可視化装置(西日本電線(株))

図3 リニアアクチュエータ((株)石井工作研究所)

今後は、この拠点を生かして、大分県に電磁関連産業

を育成していくことを目標として、当センターに平成25

年4月から電磁力関連の技術支援を専門とする「電磁力

担当」を設けることになりました。

「電磁力担当」は研究員4 名、嘱託職員1名の体制で、

電磁応用機器の開発を材料選定から設計、製造までワン

ストップで技術支援するとともに、磁性材料を用いる幅

広い業界や企業のさまざまな技術ニーズに対応していき

ます。

ここからは、当センターでの具体的な技術支援内容を

電磁応用製品の代表であるモータの開発工程を通じて紹

介します(図4)。まず、モータの仕様を大まかに決めた

ら、モータに合った磁性材料を選定します。この際に磁

性材料である電磁鋼板と永久磁石の磁気特性を正確に知

る必要があり、当センターの磁気特性測定装置を利用し

て、材料選定の助言をおこないます。次にこの磁気特性

データを解析して、モータを設計します。この工程も当

センターの磁界解析、CAD ソフトを利用できます。これ

らの設計・解析工程を繰り返し、モータの設計が決まっ

たら、次はモータの製造です。この際にも、当センター

では磁気特性を劣化させない加工・組立法を助言できま

す。こうして製造したモータの機械特性、電気特性を評

価して、ようやくモータの完成です。

図4 電磁力担当の技術支援例

こうしたモータ、発電機などの電磁応用製品の開発を

支援することはもちろん、「自社設備で電磁鋼板の加工に

挑戦したい」、「風力発電機の部材加工に参入したい」と

いった電磁応用製品の加工や組み立て、検査業務に関す

る技術相談から、「搬送保持のための磁石の引っ張り力を

測定したい」、「金属除去のためにどれくらいの強さの磁

石を使ったら良いかわからない」といった磁石の利用相

談まで、電磁力に関することなら何でもお気軽にご相談

ください。

これからは、今まで以上の省エネルギーへの取り組み

が求められていますので、電磁応用機器の高効率化をひ

とつの軸として、今後、電磁関連産業はすそ野を広げな

がら、さらに拡大していきます。ぜひこのチャンスをと

らえて、ともに新たな一歩を踏み出しましょう。

(3)

洗浄力の高い貯水槽用洗浄剤の開発

-洗浄力に関する共同研究-

1. パールグリーンとは?

「パールグリーン」は、株式会社シンシア(大分市)

によって開発された貯水槽用洗浄剤です。「安くて(汚

れが)よく落ちる」という評判の正真正銘大分生まれの

大分県産品です。

平成 25 年 5 月現在のパールグリーンシリーズは、7 種

類のラインナップを好評発売中です。

最も新しい「HYPER パールグリーン」は株式会社シン

シアと当センターとの共同研究(平成24 年度)により開

発されました。

共同研究のきっかけは株式会社シンシアに届いた 1 件

のユーザーからの声でした。

2. 落ちる落ちない?

「パールグリーンは(汚れが)よく落ちるが、○○に

は敵わない」

ある日、株式会社シンシアに届いたユーザーからの意

見です。

○○とは他社が製造・販売している製品、つまり競合

製品です。この「洗浄力が強い」という評判の競合製品

のためにパールグリーンは苦戦を強いられてきたのです。

この局面を打開しようと「洗浄力に関する共同研究」

を始めました

図 1 水垢の蛍光 X 線スペクトル

まず最初にしたことは、「水垢」の分析です。

貯水槽において洗浄の対象となる汚れは「水垢」と呼

ばれます。水垢の化学組成は明確ではありません。水道

水・井水中に溶解している微量の金属イオンの酸化物・

水酸化物・炭酸塩等の無機系の混合物であり、それに生

物由来のタンパク質や多糖類が絡み合った堆積物と考え

られます。

対象となる貯水槽には鉄・マンガン系の水垢が多いこ

とを蛍光 X 線分析で確認しました。(図 1 参照)

3. 洗浄力を測る

洗浄力が高い製品を開発するためには、洗浄力を評価

することが必要です。

洗浄力の評価法は、それだけでも難しい研究課題です。

私たちは人工的に汚れを作って、洗剤と反応させて汚れ

の落ち具合を見て洗浄力を評価しました。

具体的には、図 2 に示すように、真っ白いセラミック

の板に鉄の汚れ(またはマンガンの汚れ)をつけて試験

片としました。

洗浄力評価法として「半分浸せき法」を提案しました。

上述の試験片を下半分だけ薬液に浸せきさせ、一定時間

(0.5-5 分間)反応させました。(図 3 参照)

図 2 試験片の作り方

(a) 鉄の汚れ

(b) マンガンの汚れ

図 3 市販洗浄剤を用いた比較試験

(4)

薬液と反応した下半分と未反応の上半分を目視により

比較しました。この方法で4種の既製洗剤(自社A、B、

他社 C、D)の洗浄力を評価・比較したところ、この評価

法による順位(鉄:D>C>B>A、 マンガン:B>C>A>D)と市

場の評価が一致しました。この結果は本評価法が妥当で

あることを示しています。

4. 濃度の検討

理論(反応速度論)によると、洗浄力を向上させるに

は以下の 2 つの方法しかありません。

第一に高温(液温をあげる)、第二に高濃度(濃度を

上げる)です。

前者の「高温(液温をあげる)」は、貯水槽の洗浄と

いう用途に限定すると現実的ではありません。

後者の「高濃度(濃度を上げる)」は、検討の余地が

ありそうです。

早速有効成分を溶解度ギリギリにした試作品を調整し

ました。洗浄力を評価したところ、従来のパールグリー

ンよりも高い洗浄力を持っていることがわかりました。

(図 4 参照)

(a)高濃度型 (b) 従来型

図 4 薬液に下半分浸漬した試験片

この新しい洗浄剤は、商品名「HYPER パールグリーン」

として平成 24 年 11 月に商品化され、好評発売中です。

(図 5 参照)

図 5 共同研究で開発した新商品

「HYPER パールグリーン」

5. 成分の検討

一般的に、工業製品には多くの種類の原材料が使われ

ています。

パールグリーンもご多分に漏れず、中には役割がはっ

きりしない成分もありました。本研究では、パールグリ

ーンの成分の「ゼロからの見直し」を試みて、成分の「ス

リム化」を図りました。

驚 く べ き こ と に 、こ の ス リ ム化 し た 洗 剤 は 、「 HYPER

パールグリーン」と互角の洗浄力を持っていることがわ

かりました。

この傾向を証明した実験が図6です。A1とB1は自社

製の従来製品です。A2とB2はそれぞれと同濃度の新洗

剤です。

この新洗剤は現地試験中であり、製品化準備中です。

(a)鉄の汚れ

(b)マンガンの汚れ

図 6 薬液に下半分浸漬した試験片

6. まとめ

洗浄力評価法として、「半分浸せき法」を確立しまし

た 。 また 、 パー ルグ リー ン の成 分 ・濃 度 を再 検討 し、 2

種類の新洗浄液を提案しました。このうちの 1 つ(高濃

度型)は商品化されて、「これまでにない売れ行き」を

示しています。

本研究は、当センターの平成 24 年度企業ニーズ対応型

共同研究事業に採択されたものです。

(5)

赤外線サーモグラフィを更新しました

赤外線サーモグラフィは、物体から放出される赤外線

を測定し、表面の温度分布の状況を可視化(映像化)す

るための装置です。

この機器を導入することにより、温度に関連した新技

術新製品開発や各種装置機器などの不具合個所の特定な

ど広範囲な産業分野で活用できます。例えば、県内事業

者が以下の用途で利用することができます。

①生産設備の不具合個所の特定

②電気設備や電子基板の不具合個所の特定

③ IC の 高 能率 熱 負荷 テ スト装 置 の 開発 や 高性 能 樹脂 製

放熱フィンの開発

④農水産物や工業製品の加熱乾燥装置の温度評価

⑤温泉熱・地熱の小規模電源開発にともなう各種機器の

表面温度評価

⑥空調機器など節電対策に関連した機器の表面温度評価

<主な仕様>

●測定温度範囲: -40℃~+2000℃ (レンジ切替による)

● 精 度 : 測 定 値 の ± 2 % ま た は ± 2 ℃ の 大 き い 値

●温度分解能: 0.04℃ (30℃黒体において)

●画素数(熱画像):640×480 画素

●フレームレート: 30Hz

●オプションレンズ(望遠レンズ:7°、15°、広角レン

ズ:45°、近接拡大レンズ:100um、50um)

この事業は競輪(公益財団法人 JKA)の補助を受けて

実施しました。

(機械・金属担当 水江 宏 [email protected])

電磁界解析ソフトウェア JMAG を導入しました

電 磁 気 を 利 用 し た 機 器 や 部 品 の 開 発 支 援 を 目 的 と し て 、

平 成24年 度 電 源 立 地 地 域 対 策 交 付 金 事 業 に よ り 、 電 磁

界 解 析 ソ フ ト ウ ェ ア を 導 入 し ま し た 。 モ ー タ や 磁 気 歯 車

な ど 機 器 の 製 品 化 や 磁 石 の 利 活 用 に 欠 か せ な い シ ミ ュ レ

ー タ で 、 機 器 内 部 の 損 失 分 布 や 磁 束 密 度 な ど を 視 覚 的 に

確 認 で き る た め 、 効 率 的 な 設 計 開 発 が 可 能 に な り ま す 。

本 ソ フ ト ウ ェ ア で は 、 解 析 対 象 の 形 状 や 材 料 の モ デ リ ン

グ 、 解 析 、 結 果 表 示 ま で の 一 連 の 流 れ を 行 え ま す 。

○ ソ フ ト ウ ェ ア の 概 要

・ 型 式 : ( 株 ) JSOL 製 、 JMA G-Designer

※ ) 対 応 可 能 な 解 析 ( JMAGモ ジ ュ ー ル 名 )

・ 静 磁 界 解 析 ( ST)

・ 3次 元 過 渡 応 答 磁 界 解 析 ( TR)

・ 周 波 数 応 答 磁 界 解 析 ( FQ)

・ 2次 元 及 び 軸 対 称 過 渡 応 答 磁 界 解 析 ( DP)

・ 構 造 解 析 ( DS)

・ 鉄 損 計 算 ( LS)

当 セ ン タ ー で は 県 内 企 業 の 皆 さ ま の 業 務 に 役 立 て て い

た だ く た め に 、 分 析 や 加 工 ・ 試 験 等 に 関 す る 機 器 を 有 償

で 貸 し 出 し て い て 、 本 ソ フ ト ウ ェ ア は 「 640 円 / 時 間 」

で ご 利 用 い た だ け ま す 。

ま た 、 本 ソ フ ト ウ ェ ア の 操 作 方 法 を 習 得 し て い た だ く

た め に 、開 発 元 の( 株 )JSOLか ら 講 師 を お 招 き し て 技 術

研 修 を 開 催 し ま す 。

○ 技 術 研 修 「 JMAGに よ る 電 気 機 器 設 計 」

・ 日 時 : 平 成25年6月26日 ( 水 ) 13:00~ 16:00

・ 場 所 : 産 業 科 学 技 術 セ ン タ ー パ ソ コ ン 研 修 室

・ 募 集 定 員 ・ 受 講 料 : 8名 ( 先 着 順 ) ・ 無 料

1 人 に つ き 1 台 の パ ソ コ ン を 用 い 、 ト ラ ン ス と モ ー タ

を 題 材 に し て 、 モ デ ル の 設 計 か ら 解 析 結 果 の 表 示 ま で を

体 験 し て い た だ き ま す 。 こ れ か ら 電 気 機 器 の 設 計 開 発 を

始 め た い 方 や 、 電 磁 界 解 析 ソ フ ト ウ ェ ア の 利 活 用 に 興 味

の あ る 方 を 対 象 に し た 初 学 者 向 け の 内 容 で す 。 参 加 申 し

込 み 等 の 詳 細 は ホ ー ム ペ ー ジ を ご 参 照 く だ さ い 。

( 電 磁 力 担 当 沓 掛 暁 史 ku [email protected]

機器 紹介

(6)

報道取材対応について

○ 共同研究についてテレビで紹介されました

センターでは、県内企業が抱える緊急性を要する技術

課題を募集し、技術開発や技術導入、商品開発などにつ

いて、センターと企業が共同で課題の解決を図る、企業

ニーズ対応型共同研究を積極的に実施しています。

この事業の取組内容と企業との共同研究成果について、

OBS 大分放送の県政広報番組「おおいた捕物帳」(テー

マ:あなたの会社の研究室★大分県産業科学技術センタ

ー)で紹介されました(4 月 22 日放送)。共同研究の成

果については、平成22 年度に共同研究を実施した後に、

商品化された日田市大山町の「おおやま夢工房」の高級

梅ジュースの開発エピソード等が紹介されました。

番組内容は、現在、県庁ホームページの広報番組のペ

ージで配信されています。

○ BS プレミアムで別府竹細工を特集

NHK BS プレミアムの「イッピン(番組名)」では、海

外や都会で人気を集めている日本ならではの伝統技術や

逸品にスポットをあて、その人気の理由を探るため、科

学的なアプローチや驚きの映像で迫り、優れた技術の秘

密を解き明かし、日本のものづくりの底力と魅力を紹介

しています。

今回、大分県で唯一国の伝統的工芸品の指定を受けて

いる“別府竹細工”が取り上げられ、特集「しなやかに

変幻自在 ~別府の竹細工~」が放映されました(5 月 28

日放送)。

この番組制作にあたり、当センターと大分大学、別府

竹製品協同組合が取材協力をしました。当センターと大

分大学では、竹の強度試験や網代編みの竹バッグの耐久

性等について、科学的な側面からのアプローチを行いま

した。真っ直ぐな竹を自在に変身させる匠の技の秘密に

迫りました。

(企画連携担当 大内成司 [email protected]

台湾から「再生可能エネルギー産業訪日団」が来所しました

台 湾 の 「 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー 産 業 訪 日 団 」 が 来 県 し 、

八 丁 原 地 熱 発 電 所 な ど 県 内 の 主 な 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー 施

設 の 視 察 と と も に 、4 月 16 日 に セ ン タ ー へ 来 所 し ま し た 。

一 行 は 、 亜 東 関 係 協 会 科 学 技 術 交 流 委 員 会 で 主 任 委 員

を 務 め る 蔡 清 彦 団 長 を は じ め 、 経 済 部 、 企 業 、 産 官 学 関

係 者 な ど 約35名 か ら な る 視 察 団 で す 。

セ ン タ ー で は 、 太 陽 光 発 電 設 備 を 含 め た セ ン タ ー の 概

要 説 明 の あ と 、 4 月 に 新 設 さ れ た 「 電 磁 力 担 当 」 の 研 究

室 を 主 に ご 覧 い た だ き ま し た 。

セ ン タ ー が 開 発 し た 単 板 磁 気 試 験 器 、 永 久 磁 石 特 性 測

定 シ ス テ ム 、 磁 気 特 性 可 視 化 技 術 な ど 、 電 磁 力 に 関 す る

最 新 研 究 成 果 の 説 明 を 受 け た 団 員 の 皆 さ ん か ら は 、 そ の

省 エ ネ ル ギ ー へ の 応 用 に 関 す る 質 問 な ど が 次 々 と 寄 せ ら

れ 、 予 定 時 間 が 足 り な く な る ほ ど の 熱 気 あ ふ れ る 視 察 と

な り ま し た 。

( 企 画 連 携 担 当 佐 藤 雄 司 [email protected]

ニュ ース

(7)

新採用職員の紹介

平成 25 年 4 月 1 日付で、電磁力

担 当 に 配 属 さ れ ま し た 下 地 広 泰

(しもじひろやす)です。

兵庫県宝塚市の出身です。大学

時代は、磁気工学研究室での博士

課程の 5 年間にわたり、磁界解析

に使用する磁気特性の数値モデリ

ングに関する研究をおこないました。修了後も大学研究

室に残り、磁気測定と磁界解析を主たる研究テーマとし

て、企業との共同研究に携わったり学内ベンチャー企業

を立ち上げたりと、様々な経験を積んできました。

平成 20 年からは大分県産業創造機構の研究員として、

大分県地域結集型研究開発プログラムでの電磁力応用研

究に携わりました。この事業では、モータや変圧器など

電磁応用製品の開発に必要な永久磁石の正確な磁気特性

測定技術を研究するとともに、今まで直接観察できなか

った回転中のモータの鉄損分布を、サーモグラフィーカ

メラの熱画像から解析し、視覚的に表示する装置を開発

しました。今回、新設の電磁力担当研究員に採用され、

身の引き締まる思いです。今までの知識と経験を生かし

ながら、大分県の産業の発展に貢献して参りたいと思い

ます。どうぞよろしくお願いいたします。

(電磁力担当 下地広泰 [email protected]

平成25年度技術研修のご案内

センターでは、県内企業技術者の養成・技術レベルの

向上を目的に、技術情報の提供や、品質管理・生産技術・

分析技術等の実践的な研修を実施しています。

平成 25 年度は以下の技術研修を計画しています。実施

時期など詳細が決定次第、ホームページやメールニュー

ス等でご案内いたしますので、ご確認ください。

また、個別企業の要望に応じて企画・開催する「オー

ダーメイド型技術研修」も実施しておりますので、修得

したい技術内容がございましたら、各担当に直接お問い

合わせいただくか、企画連携担当までご相談ください。

(企画連携担当 濱名直美 [email protected])

No. 研修名 No. 研修名

1 製造業を対象とした情報検索・収集に関する研修(終了) 9 顕微鏡観察のための試料作製研修会

2 高速度カメラ出張技術講習会(随時受付) 10 3Dプリンターによるモデル試作研修

3 ネットワーク・アナライザ技術講習会(6/11) 11 永久磁石の磁界分布測定に関する技術研修

4 電磁界解析ソフトウェア JMAG による電気機器設計体験(6/26) 12 木竹工芸品のデザイン開発セミナー

5 サーモグラフィ出張技術講習会(6 月以降 随時受付) 13 食品産業高度化研修

6 測色技術に関する研修 14 Simulink の基礎セミナー

7 粉体の凝集・分散と最新の紛体評価機器 15 精密万能試験機取扱研修

8 スペアナ統合オシロスコープを用いた課題解決 16 コンピュータシミュレーション講習会

ものづくりを支援する補助金について

国の平成 24 年度補正予算で、中小企業等が実施する試

作品の開発や設備投資等に要する経費の一部を補助する

事業の公募(ものづくり中小企業・小規模事業者試作開

発等支援補助金)が開始されました。この事業は、中小

企業等の競争力強化を支援することにより、ものづくり

産業基盤の底上げを図るとともに、即効的な需要の喚起

と好循環を促し、経済活性化を実現することを目的とし

ています。補助率は 2/3 以内、補助上限額は 1,000 万円

で、10,000 件の採択を予定しています。補助対象経費は、

原材料費、機械装置費、直接人件費、外注加工費、知的

財産権関連経費等が対象となります。

外部審査委員会での審査を踏まえて、3 月 25 日の第一

次公募の第一次締切では、全国で 1,836 件の申請に対し

て 742 件が採択されました。大分県からは 15 件の申請に

対して6件が採択され、採択率は40%でした。また、4

月 15 日の第二次締切では、全国で 10,209 件の申請に対

して 4,162 件が採択されました。大分県からは 45 件の申

請に対して 18 件が採択され、採択率は 40%でした。

これらの大分県から採択された 24 件のうち、5 件につ

いては当センターが研究開発の一部を受託しており、技

術支援を進めています。

この事業は今後も公募が予定されていますので、試作

品の開発や設備投資などをご検討中でしたら、この機会

に積極的に提案されてはいかがでしょうか。

(企画連携担当 大内成司 [email protected]

お知 らせ

お知 らせ

(8)

項 目 単位

製品開 発支援

電子・ 情報

機械・ 金属

工業 化学

食品 産業

企画 連携

計量 検定

合計

企業訪問 社 115 44 75 66 96 63 - 459

技術相談 件 576 93 409 226 753 30 - 2,087

うち 時間外対応 件 0 2 26 2 12 0 - 42

依頼試験

件数 0 2 695 920 961 1 - 2,579

項目 0 2 1,018 920 961 1 - 2,902

機器貸付

件 25 84 416 895 543 0 - 1,963

時間 116 159 1,048 4,538 2,601 0 - 8,462

うち 時間外利用

件 0 4 18 34 13 0 - 69

時間 0 8 30 116 281 0 - 435

企業技術研修

日 3 3 4 7 1 - - 18

人 71 17 49 98 5 - - 240

特別研究 件 2 1 2 2 1 1 - 9

企業ニーズ対応型研究 件 2 4 1 1 0 0 - 8

経常研究 件 2 0 2 1 7 0 - 12

調査研究・その他の研究 件 0 2 1 0 0 0 - 3

試作開発・製品開発 点 5 0 0 0 3 1 - 9

出願 件 0 1 0 1 1 1 - 4

登録 件 0 0 0 0 0 - - 0

実施許諾 件 10 3 0 0 2 - - 15

論文投稿 件 0 0 0 2 1 2 - 5

その他投稿 件 0 0 0 0 1 0 - 1

学会口頭発表 件 0 0 2 0 0 3 - 5

その他口頭発表 件 1 2 1 0 1 11 - 16

産学官交流会等活動

件 3 0 2 1 3 0 - 9

人 4 0 4 1 8 0 - 17

ホームページ情報掲載件数 件 4 3 4 6 2 54 0 73

メールニュース配信件数 件 3 3 5 7 3 55 0 76

技術情報誌発行 回 - - - - - 4 - 4

記事掲載件数 件 6 5 4 7 5 13 2 42

合同研究成果発表会 回 - - - - - - - 3

参加者数 人 - - - - - - - 128

発表件数 件 2 2 1 0 1 0 - 6

報告書等発行 回 - - - - - 2 1 3

研究報告掲載件数 件 4 1 3 3 6 1 0 18

講習会・研修会の開催

件 0 11 0 0 2 0 2 15

人 0 742 0 0 128 0 30 900

科学技術フェア(来場者数) 人 - - - - - - - 584

体験型催事関係 催事数 1 1 2 1 2 - 1 8

※延べ参加者数 人 46 48 62 22 43 - 28 249

研修生の受入 (インターンシップ等)

件 0 1 0 0 0 0 0 1

人 0 2 0 0 0 0 0 2

研究会活動 研究会数 0 0 0 0 2 0 - 2

報道取材等対応 回 6 5 1 1 1 9 0 23

視察・見学対応

件 3 2 4 4 3 16 0 32

人 24 35 35 88 20 90 0 292

展示会出展

回 2 3 1 0 1 1 - 8

点 26 3 1 0 1 7 - 38

産業技術連携推進会議等活動

回 5 0 2 0 3 3 - 13

人 6 0 2 0 3 3 - 14

他機関への事業協力 件 2 1 0 1 3 0 - 7

講師派遣

件 2 0 1 0 4 1 - 8

人 3 0 1 0 17 1 - 22

審査委員派遣

件 5 2 1 0 15 11 - 34

人 7 2 1 0 21 11 - 42

外部委員等派遣

件 4 11 3 0 4 19 - 41

人 5 11 3 0 6 19 - 44

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技術情報おおい た 〔大分県産業 科学技術センタ ー ニュース〕 No.165 発行 2013年6月6日

〒870-1117 大分県大分市 高江 西1丁目4361-10

参照

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